スポーツバイオメカニクス MatlabとOpenSIM

スポーツバイオメカニクスの分析によく用いられるMatlabとOpenSIMの使用に関する備忘録

平均値と標準偏差

今日は平均値と標準偏差の算出方法を紹介します。

論文を書くときには、平均値と標準偏差は必須といっても良い項目です。

平均値

aという5行1列のデータの平均値をAに出力する場合、

A=mean(a)

となります。
基本的に平均値は列ごとに算出されます。

したがって、5行3列の変数をmean関数に投入した場合、結果は1行3列になって出力されます。

標準偏差

平均値の例と同様に、変数aの標準偏差をBに出力する場合、

B=std(a)

となります。
基本的な使い方はmeanもstdも同じです。

応用編

平均値を算出したいデータ中に「Nan」が含まれる場合、結果もNanになってしまいます。
そういった場合には、Nanを無視して計算させることができます。

A=mean(a,'omitnan')

標準偏差も同様に'omitnan'を書き足してやると、Nanを無視してくれます。