スポーツバイオメカニクス MatlabとOpenSIM

スポーツバイオメカニクスの分析によく用いられるMatlabとOpenSIMの使用に関する備忘録

相関関係の検討

Matlabには標準で簡単な統計を行える関数が備わっています.

最も代表的なものは相関分析でしょう.

corrcoef関数を使うことでPearsonの積率相関係数が算出できます.

その他にもstatistics toolboxを購入することで,t検定などの分析もできるようになります.

statistics toolboxに興味がある方がググってもらうとして,相関分析の方法を説明します.

 

[r,p]=corrcoef(変数)

と書いて使用します.

rは相関係数,pは有意確率です.

変数には,系列を行に入れていきます.例えば,1行目に疾走速度,2行目に腿上げ角度,という具合に.

あとは実行してやると相関行列と有意確率の行列が出てきます.

 

ちなみに,変数は何系列あっても大丈夫です.

私が試した限りでは,30系列くらいは問題なく実行されました.

おそらく,使用しているマシンパワーに依存していると思われるので,相当な数でも分析してくれると考えられます.